【テニス肘】
こんな不調でお悩みではありませんか?
☑ ものをつかんで持ち上げる動作
☑ ドアノブをまわす
☑ タオルをしぼる
☑ パソコン・スマホを使い過ぎている
☑ 重いものを持つことができない
テニス肘とは?
テニス肘の正式名称は「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」です。
テニスプレーヤーがかかることが多いことからテニス肘と呼ばれています。
正式名称を簡単に紐解くと、上腕骨(肘から上の肩にかけての骨)の外側上顆(外側=肘側にある出っ張った骨)部分に起こった炎症となります。
☆テニス肘の症状
・肘の外側の疼くような痛み
・圧痛(押すと痛い)
・熱感
・二の腕から手にかけての痛み
・手首などの脱力感
テニスが原因の場合、ボールを打つ際にバックハンドストロークとフォアハンドストローク、どちらを多く使うかによって負傷する部位が異なります。
バックハンドの場合は肘の外側(親指側)が痛くなる「上腕骨外側上顆炎」に、フォアハンドの場合は肘の内側(小指側)が痛くなる「上腕骨内側上顆炎」になると言われてます。
テニス肘の症状が初期の場合は、上記のような動作を取らなければ痛みは感じません。
しかし、症状が悪化するとコップを持つなどの動作でも痛みを起こします。またひどくなると、じっとしていてもジンジンと痛むことも少なくありません。
テニス肘はどんな人がなりやすい?
テニス肘はテニスをしている方の約3~5割の方が経験するといわれますが、それ以外にも以下のような職業の方に起こりがちです。
・運送業者の方(重い荷物を持つ)
・大工さん
・料理人(重い調理具で手首を使う)
・システムエンジニアなど(パソコンを多用する方)
また女性は筋肉が弱いことと、家事の負担が重なり30~50代頃になると上記のような職業をしていなくても、テニス肘になることがあります。
テニス肘という名前が示すように、スポーツ障害の一種であり、バドミントンや卓球、ゴルフなどをする方にも好発します。
幅広い年齢層に出現しますが、特に40歳代に多くみられます。
テニス肘の原因は?
テニス肘が起こる原因は「繰り返し過度に手首や指を使うこと」です。これにより肘関節に負担がかかるとともに、肘や手首、指などを動かす筋肉が疲労してしまうのです。
近年では、パソコンのキーボードやマウス、スマートフォンなどが普及し、多くの人が手首を酷使するようになったため、誰もがかかる病気となっています。
肘から手にかけての「前腕」の中で、指を伸ばしたり手首を曲げる働きを持つ筋肉である「伸筋群」への過度な負担が原因で、「橈側手根伸筋」が骨についている部分に、微小な断裂を起こし、治りきらない状態でスポーツや仕事、家事など繰り返す作業が続くことによって炎症が起こり症状が発症します。
テニスをする方の場合、ボールをラケットで打つときに感じる衝撃を受け止めるのが肘から手首に付着している筋肉の腱となります。何度も何度も衝撃が加わることで、炎症が起こり、やがて痛みへとつながるのです。
テニス肘の対処法と予防法
では、テニス肘になってしまったときの対処法と予防法をみていきましょう。
☆テニス肘におすすめのストレッチ
テニス肘の対処法として、ご自分でできることといえば手首や指のストレッチを十分に行うことです。テニス肘は筋肉の使い過ぎであるため、スポーツや仕事などでの日々の筋肉の疲れをストレッチにより取り除いてやり、筋肉に柔軟性を取り戻させることが大切です。
簡単な方法をご紹介します。
1.ストレッチする側の腕を肩の高さまで、まっすぐにあげる
2.逆の手で手首を親指が上になるように曲げ、甲側に10秒ストレッチする
3.逆の手で手首を親指が下になるように曲げ、手のひら側に10秒ストレッチする
4.逆の手で手首を親指が内側になるように曲げ、手のひら側に10秒ストレッチする
5. 逆の手で手首を親指が外側になるように曲げ、甲側に10秒ストレッチする
テニス肘をそのままにしない為に
テニス肘は繰り返す運動、作業によって起こる為、そのまま放置しても改善は見られません。安静と固定が早期は重要になります。
また、症状が進行すると手術の対象となる症例もある為、しっかりとケアを行うことが重要となります。
あかせ整骨院/鍼灸院グループのテニス肘への施術について
初期の施術では、動かさないよう「テーピング」で固定を行い、炎症症状を緩和させる為、オリンピック選手も使用する「ハイボルト療法」を行います。
また、筋肉の硬さや痛みについては「手技療法」や「はりきゅう」で血流の改善を行い痛みを和らげます。
テニス肘の症状が強くなると、タオルをしぼれない、物が持ち上げられないなど日常生活にも大きく支障が出ます。重症化してしまう前に、炎症を抑えて腕の筋肉の緊張を軽減していくことが大切です。
テニス肘は日常生活での家事などが負担となることも多いため、日常生活で気を付けることや使い方、注意点を指導することで、早期改善をはかっています。
「あかせ整骨院/鍼灸院グループ」各院にもなかなかテニス肘が良くならない…と悩んでいる患者様が多く来院されています。お話ししてきたように、テニス肘の原因にはさまざまな筋肉が関係しています。
手を使わないという選択だけでなく、どう使うことが負担になるのかを知ることも非常に大切です。
テニス肘と診断されたが良くならない、痛みがどんどんひどくなっていく、また再発してしまった…という方に、あかせ整骨院/鍼灸院グループでは肘はもちろん体の状態をチェックし、最適な治療法を提案しています。辛いテニス肘にお悩みの方、お気軽にお問い合わせください。